同窓会に想定外の素敵なファッションで現れた彼は私の大切な人になりました。

高校時代の同窓会の幹事の順番になり、3ヶ月後に開く同窓会の準備を始めました。私たちは5人のメンバーで同窓会の進行役も務めます。同窓会のことで久しぶりに再会を果たした私たちは準備の相談もせず、しばらく想い出話に盛り上がっていました。一応制服もあった私たちの高校ですが私服の通学もOKで、男子も女子もファッションには興味津々でした。

その中で同窓会の進行役にもなっている彼は、当時からファッションに無頓着でした。夏はTシャツにヨレヨレのジーンズ、冬は同じジーンズにトレーナーという服装が定番でした。進行役のメンバーの1人が彼に向かって「スタイルもルックスだって悪くないんだから、少しは着るものに興味を持ったら」と言いました。彼は「余計なお世話」と相手にしませんでした。

1ヶ月後の集まりも同じような服装で打ち合わせに現れた彼に、彼女は「何を言っても無駄だ」と呆れ顔でした。その日、私は彼と2人で駅に向かいました。「ところで、彼氏なんかできたりしてるの?」と彼に聞かれ、私は「いないわよ」と答えました。

同窓会の当日彼は、白のシャツに濃紺のジャケット、亜麻色のパンツという出で立ちで会場に現れました。日焼けをした肌によく似合っていました。定番のスタイルで現れると思っていた彼の予想外のファッションにみんなの視線は一瞬釘付けでした。「どうしたの?」と訪ねる私の言葉に「後で話がある」と彼は答えました。

素敵な同窓会 ファッションで現れた男性は私の大切な人になりました。